(ruby)(rbenv) rbenvでrubyをインストール

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注意:

この記事の内容は
ubuntu 17.10
lubuntu 17.10
Windows Subsystem for Linux(WSL)
Fedora 27
CentOS 7
の環境で動作を確認しています、
その他の環境ではうまく行かない可能性がありますので予めご了承ください


rvmが入っている環境ならまずはrvmを除去します

rvm seppuku

でアンインストールして
.bashrc等に追加した source ~/.rvm/scripts/rvm の部分を削除してください
端末を再起動したのち rvmの環境が無くなったかを確認してください


ここから rbenvのインストール手順の本編です
githubから引っ張ってくるのが手っ取り早いです

git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv


.bashrcなどに以下を追加します

if [ -e $HOME/.rbenv ]; then
    export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"
    eval "$(rbenv init -)"
fi


ここで端末を一旦再起動します


rbenvが使えるようになったかを確認します

type rbenv

を実行して、以下のような結果が返ってきているならOKです

rbenv は関数です
rbenv ()
{
    local command;
    command="${1:-}";
    if [ "$#" -gt 0 ]; then
        shift;
    fi;
    case "$command" in
        rehash | shell)
            eval "$(rbenv "sh-$command" "$@")"
        ;;
        *)
            command rbenv "$command" "$@"
        ;;
    esac
}


続けて rbenv install を使えるようにします

git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build

rbenv ins 位まで入れて Tabキーで rbenv install と補完されるようになっているならインストールに成功しています


続いて、rbenvでrubyをインストールする前に、rubyのビルドに必要な物をインストールします
(ここに書いているのはdebian/ubuntu系の方法です、その他の環境の場合は読み替えて対応するものをインストールしてください)

sudo apt-get install build-essential libssl-dev libreadline-dev zlib1g-dev

redhat系だとおそらく 以下のでおおよそ同等になるかと思います

sudo yum groupinstall 'Development tools'
sudo yum install openssl-devel readline-devel zlib-devel


とりあえずの基本的な使い方は

rbenv install -list でインストール可能なバージョン一覧表示
rbenv install <バージョン> で指定したバージョンをビルドインストール
rbenv versions でインストール済バージョン一覧表示
rbenv global <バージョン> で通常使用するバージョンを指定
rbenv local <バージョン> でそのディレクトリ内で使用するバージョンを指定
rbenv local --unset でローカルで使用するようにした設定を解除
rbenv uninstall <バージョン> で指定したバージョンをアンインストール


インストール可能なバージョンのリストを更新したい場合は
ruby-buildのあるディレクトリ(~/.rbenv/plugins/ruby-build) へ移動して

git pull

git fetch --prune
git merge origin/master

などとして最新の状態にしてあげればOKです